東京在住30才サラリーマンAさんは大手消費者金融に4件借入があります。
T社30万A社30万L社20万P社20万X社10万とこんな感じです。
それから車のローンが毎月3万円あり今月は10万円のボーナス払い。
という前回の申込みブラックに注意で登場したAさんの話の続きです。
Aさん、何とか死に物狂いで手にした10万円
これを車のローンに充てるか消費者金融に返すか悩みまくっています。
これまで1度たりとも返済に遅れたことのないAさんは困り果てています。
二者択一
で、なんと物凄い結論に達したんです!
二兎追う者は一兎も得ず!
Aさんはどういうことかどちらにも返済しないことに決めたのです。
なんでこんな結論に至ったのかは理解に苦しみますがAさんならではです。
7月25日
本日はT社、そしてL社の返済日です。
Aさんは結局返済しないことを決意したのですがやはり怖い。
ヤクザとか来たりしないだろうか?拉致されないだろうか?
そんなことが頭のなかでぐるぐる駆け巡ります。
で、そこで疑問なんですがAさんの給料日は以前25日だったんですが
こんなAさんですから以前の会社はクビになり現在はアルバイトで生活しています。
以前は年功序列のお陰もあって給料は25万円もあったんですが
現在アルバイトの給料日は15日で、給料といっても12万円程度。
家賃5万円のアパート、彼女無し、ペット無しのなんか暗そうな男です。
いつもは消費者金融のATMで出てくる明細書を見ずに即捨ててたんですが
何しろ返済しない焦りなのか部屋の中を掃除したところT社の明細書がポロっと。
「おろろ?」
が、Aさんの口癖であります。
明細書をよ〜く細目で見てみると「次回支払日」なんて丁寧に書かれてます。
次回返済日 15-07-28
「おろろ!!」
なななんと、返済日、今日じゃなかったんです!
Aさん律儀に給料日に返済してたわけですが、一般的な消費者金融は
実は優しくて給料日の3日後までが約定返済日になっているんです。
返済しないことを決意したAさんですが、なんだか救われた気分です。
じゃあもしかしてL社もそうかもしれないと思ったAさん。
でもL社の明細書がどこを探しても見当たらない。
まぁ返さないだしどうでもいいことなんですが、Aさん何かにのめり込むタイプです。
で、結局、今日1日は探すことに明け暮れたのです。
7月28日
とうとうやってきましたT社L社の返済日。
T社の返済額は13000円L社は7000円です。
つまーり20000円が必要なわけですが、もちろん払う気になりません。
X社から借りた10万円は生活費に使ったのですが9万円少々あります。
普通の人なら9万円あるんだったら2万円返済するでしょ?
でもAさんはこう考えます。
T社の明細書には28日と書いてましたがL社は25日と踏んでます。
で、3日間も電話もないしヤクザも来ないことを知ったAさん
ということは、払わなくても怖くもなんともないな・・・。
このまま踏み倒して「サラ金は踏み倒せ」なんて本でも出版しよう。
わけのわからない妄想を脳内で永遠とリピートしていたのでした。
7月29日
今日はAさん朝からバイトがあります。
「サラ金は踏み倒せ」の妄想が抜けきれず仕事の最中ボーっと・・・
なんか勝ち誇った感覚なんでしょうか時々、不適な笑みを見せます。
他のバイトからは「気持ち悪い」「だからリストラされるヤツは」なんて思ってます。
Aさんのバイトが終わり自宅に入ろうとドアを開けました。
プルルルル・・・プルルルル・・・
「おろろ?」
電話がなってたようですが、Aさんが取ろうとしたときに切れました。
Aさんは友達が少なく電話はバイト先くらいしかかかってこない人です。
バイト先から電話があるのはAさんがバイト休んでるときだけ・・・
と、電話機を見てみると留守電のランプがついていました。
Aさんは留守電なんて入ったのは生まれて初めてな希少な人です。
もうワクワクドキドキしたのは言うまでもありません。
留守電再生
「3件のメッセージがあります」
「ピー」
「T社の○○です。至急確認したい件がありますので連絡下さい。」
「ピー」
「○○と申します。大至急お伝えしたいことがあるので電話してください、電話番号は・・・」
「ピー」
「T社の○○です。必ず本日中に連絡してください」
「( ̄∇ ̄ι)」
Aさんは驚いている。
T社の攻撃!Aさんは20のダメージ!
○○の攻撃!Aさんは15のダメージ!
Aさんは驚いている。
T社の攻撃!会心の一撃!Aさんは115のダメージ!
Aさんは
Aさんは驚きそして焦り、そして絶望しました。
なぜって?
「サラ金は踏み倒せ」が書けないから
これはヤバイ、マジヤバイと感じたAさん。
T社やL社に電話しなくちゃ、と普通は考えます。
でもAさんには出来ない。
なぜって?
何言われるかわからないから怖い
これだけの理由でAさんは連絡をしなかったのです。
7月30日
今日もがんばってバイトを!という気分になれないAさん。
昨日のいわゆる督促電話にビビったのかバイトに行けずに家にいました。
普通はバイト先に電話して休むと言うのが筋というものです。
でもAさんのビビりは一筋縄ではなく電話できずにいました。
「電話をかける受話器を取る瞬間にT社から電話がかかったら・・・」
と、確率論的にかなり低いことも冷静に考えられなくなったのです。
そして朝8時にさっそく電話が鳴り響きました・・
プルルルル・・・プルルルル・・・ガチャ・・・ただいま外出中です・・・・・・
「T社の○○です。連絡してもらわないと困ります。大至急連絡・・・・」
プルルルル・・・プルルルル・・・ガチャ・・・ただいま外出中です・・・・・・
「あ、A君、今日シフト入ってるけどどうしたの?連絡ください」
8月2日
仕事もぶちり、返済もせず、連絡もできないAさん。
昨日まではあれほどビビってたのですがAさんついに悟りました。
電話にでず、連絡さえしなかったら何も怖くない!
今まで怖くて緊張してたのがはじけてお腹は減ってきました。
だからX社に借りたお金で大量に食料を買いあさります。
帰り際にポスト確認するAさんですが、今日は妙なのがきてました。
パっと見ると普通の葉書です。
なんか、おかしい。
何がおかしいと言うと差出人の名前は聞いたことがありません。
住所も記載されているのですが、思い当たりません。
どうやらペラっとめくるタイプみたいです。
ペラっ
「おろろ?」
なんてことはない、請求書です。
電話の次は葉書か・・・と
ただしAさんはもはや悟りの境地です。
「こんな葉書〜」とビリビリっと破って捨てたのです。
8月6日
プルルルル・・・プルルルル・・・ガチャ・・・ただいま外出中です・・・・・・
「T社の○○です。返済に遅れてます!大至急連絡してください・・・」
こんな留守電に焦りません。
悟ったAさんはTVを見ながらお菓子をボリボリと。
プルルルル・・・プルルルル・・・ガチャ・・・ただいま外出中です・・・・・・
「○○信販の○○です。お伝えしたい件がございます。ご連絡ください」
車のローン会社です。
督促電話も優しい口調なので、Aさん的には楽勝です。
プルルルル・・・プルルルル・・・ガチャ・・・ただいま外出中です・・・・・・
「A君、もう来なくていいから」
「( ̄∇ ̄ι)」
さすがにコレはマズい、とにかくマズいと思ったようです。
業者と話すのが怖いからバイト先に連絡するのも怖かったとゴチャゴチャになって
バイトに行かず連絡もせずにいたのです。
いくら以前にリストラされたとはいえバイトがクビになったことはショックでした。
普通の人ならここで早く仕事を見つけます。でもAさんは違いました。
まだ8万円程度お金があったからです。8万円もあればしばらく大丈夫だろうと・・・
8月10日
今日はA社の返済日です。A社のお姉さんは優しそうなので怖くありませんでした。
イメージのいいCMをすれば返済も怖くないと思うのですから凄いですね。
ピンポーン・・・ピンポーン・・・
取立人?!
すぐにAさんはそう思いました。
そして今までにない恐怖を味わうことになるのです・・・
ピンポーン・・・
取立人が最初のチャイムを鳴らしてる最中、数時間いるような気がします。
が、違いました。
ものの20秒足らずでチャイムは鳴り止みました。
「ケッ、取立人あきらめるの早いな」Aさんは不適な笑みを浮かべガッツポーズ。
なんだかビビり過ぎてたようです。
8月11日
昨日は一瞬怖い思いをしたAさんでしたが今日も元気です。
何せまだお金は6万少々あったので、まだ大丈夫と思い込んでます。
食材も尽きてきたので今日はお買い物へ行ってきました。
帰り際にポスト確認するAさんですが、今日は電報の不在通知がきてました。
そうです。
昨日の取立人と思っていたピンポーン・・・はNTTの職員だったのです。
電報の不在通知にはL社と書かれていました。
これはまた恐怖です。
一体全体どんなことが書かれているのか?
さすがに気になったAさんはすぐにNTTに連絡して電報を届けてもらいました。
「シキュウ ヘンサイ セヨ」
恐怖です。
何が恐怖って、見慣れないカタカナの恐怖です。
8月15日
今日はP社の返済日です。
ここの返済日は変わっていてサイクル制というものです。
これは返済した日から35日後が次回返済日になるシステムです。
一見良心的な返済日方式ですが、毎月最低4日づつ遅れて返済する人が
いるのですから、計画的な返済が困難になる人が増えるシステムです。
Aさんの場合、前回は7月11日に払ったことになります。
そんなこんなで今日もAさんは生きてるわけですが・・・
ピンポーン・・・ピンポーン・・・
NTTの職員?!
すぐにAさんはそう思い扉を開けました。
そして今までにない恐怖を味わうことになるのです・・・
???「Aさんですか?」
Aさん「あ、はい、そうですが・・・」
???「電話したんですが、まったく連絡つかなかったものですから」
Aさん「へ?」
???「T社の○○です、返済が遅れているので集金に伺いましたよ」
「( ̄∇ ̄ι)」
恐怖です。これまでにない恐怖です。
電話のように出なければよかった・・・と後悔先に立たず・・・
T社○○「で、なぜ連絡してくれなかったんですか?なんども留守電入れましたよ」
T社○○「会社もやめられてるそうですが、返済はしてもらえますよね?」
Aさん「あ、う、は、はははは、もちろん払いますけど」
こうしてAさんは泣く泣く返済することになったのです。
遅延損害金もついてくるので17000円ほど払わされました。
手持ちはこれで4万になってしまいました・・・
今後、他の取立人が来たら更ににマズいです。
返済費用に加え延滞料もあるのですから、どうなるかわかったもんじゃないです。
「サラ金は踏み倒せ」の計画はもはやAさんにはありません。
さすがに取立ては怖いしヤバい、けどお金が足りない・・・
深く考えました・・・
会社?・・・バイト?・・・
「おろ?前のバイトの給料!」
思い出しましたAさんはバイトをクビになりましたが15日が給料日です。
手渡しなんで働いた分の給料を貰いに行けばいいと悟ったのです!
長くなったのでAさんの話は次回へ持ち越し?
以上のように返済に遅れることで消費者金融は督促をしてきます。
延滞し1週間程度は毎日電話督促されるのが一般的です。
もちろん最初はソフトな感じで「返済をお忘れじゃありませんか?」な感じですね。
電話督促は初期延滞では携帯→自宅→勤務先の順で行います。
でも、2週間を過ぎると電話の回数も増え、請求書も送付されます。
電話督促の順番が勤務先→自宅→携帯に変わります。
なぜかと言うとプレッシャーを与えるためです。
勤務先でこんな電話がかかってくるのは誰だって嫌ですよね?
「返済お願いします」って言われて「返済できません」とは職場で言えないでしょう?
業者はそこをついてきます。それで自宅への電話も1日に2回3回になります。
家族に個人名で伝言するのは基本ですが、2回も3回もかかってきたら
さすがに家族も怪しみます。これが「返済しなくちゃ」のプレッシャーです。
更に遅れると電報を送ってきます。普段は電報は滅多にきませんから
「これは何事か?」というプレッシャーになるのです。
それでも連絡が取れない場合は取立てしにきます。
取立ては毎日のように来ることは有り得ませんがプレッシャーになります。
ご利用は計画的に!
次回予告
返済が遅れるとこうなります2
返済が遅れたAさんの苦難の1ヶ月間のその後・・・
消費者金融のホントの話トップへ