闇金の種類と手口(整理編)
闇金とは法律を守らずに営業する貸金業ということと定義できます。
しかし本来法律のプロといわれる弁護士と業者が手を握ることもあるのです。
多重債務で困っている方なら「おまとめ」って一度は聞いたことがありますね?
他にも「一本化」だとか「借金整理」と様々な呼ばれ方がされています。
どういうものかと言うと他社で借りてる分を1つの業者に低金利でまとめることです。
今回紹介する闇金の手口はそういうおまとめじゃなく弁護士介入により
実際に債務整理っぽいことを行う整理屋についてご紹介します。
例えば消費者金融10件借入があったとしましょう。
総残高は250万円です。毎月10万円くらいの返済をしていました。
で、全部の業者の平均年率が28%で38回払いの場合、利息だけで130万円程度余分に払うことになります。。
つまり380万円返済するということですね。
で、とある業者の「借金おまとめ300万円を年利3%」なんて広告を見ます。
この条件でおまとめし返済回数が同じ38回払いだとすれば、毎月の返済額は7万円ですみ、利息も十分の一の12万円程度になります。
「ォォーィィィーー」
もう最高!とばかりに急ぎでその業者に連絡します。
「うーん、ちょっとこの状況じゃどこも融資無理だから整理した方がいいね」
「整理するんだったら良い弁護士を紹介できるけど、どう?」
なんて言われます。
なんとその業者さんに弁護士先生を紹介してもらえたのです。
普通はここで何か匂うと思うところですが、
「ウヒョー!なんだかよくわからんがラッキー」
だなんて、思ってしまう人もいます。
だから、すぐに紹介された事務所に行きます。
すると、肝心の弁護士先生はおらず事務長が出てきます。
「当事務所での弁護士先生にお任せ下さい」
「借金を法律の下に債務を減額してもらえるように手配します」
「これで業者からのあなたへの督促が停止されるので安心してください」
素晴らしき神のお言葉です。
なにせ事務長ですから。
そんなこんなで、整理の手続きを進めると言いだし、あなたの借入している業者名、債務額、月々の返済額の債務調査表を作成します。
それを元に減額するための整理案を事務長(まれに弁護士)と相談します。
で、各業者(債権者)に対し弁護士が受任通知を送付します。
これは何かと言うと貸金業規制法の大蔵省通達の中で
「弁護士からの受任の通知を受けた場合、支払請求してはならない」
となっています。
簡単に言うとと言うと、「弁護士が出てきたら取立てするな」ということです。
「さすが弁護士先生!いや、さすが事務長だ」って思います。
あなたは法律事務所に毎月返済することになりました。
この返済するお金は法律事務所から各債権者に返済されます。
もちろん整理してくれたのですから債務整理手数料も込みです。
手数料は着手金として20万円と債務額に応じた手数料。
そして毎月の各債権者への返済額を10万円・・・
返済額は変わってないですがきちっと整理され残債も減ってるはずです。
つまり・・・コレダ!
事務長の言うこと間違いなし
1年後
返済してずいぶん経ちました。
毎月10万円を整理業者に返済し他の業者に返済してもらってるんでしたが
今月だけはどうしても厳しく返済できない事態になったのです。
それで弁護士事務所に相談してみるのです。
「今月の支払いが厳しいのですが・・・」
「どうしても払えませんか?」
「あ、はい、どうしても今月苦しくて申し訳ないのですが・・・」
「了解しました、先生にお伝えしておきます」 ガチャ プー プー
これを期に突然弁護士先生は各業者に辞任通知を出します。
どういうことと言いますと、法律で本人に取立て出来なかったんですが
再び出来るようになったというわけです。
たった1回だけの遅れでいきなり辞任するっておかしいですね?
まぁ、整理はされてるわけですから借金総額も減ってるはずです。
で、蓋を開けてみればほとんど整理されてません。
借金総額は減ってないわ、毎月返済したお金に充てられてないわ・・・
毎月返済したお金の一部は返済されてたようですが
どういうわけか元本がほとんど減ってなかったんです。
じゃあ、大半のお金はどうなったというと・・・
事務長そして弁護士先生へのご寄付です
実際問題、弁護士先生がどうしてるのかと言えば
な〜〜んもしてません。
「えっ?でも前に受任通知送ったんじゃ?」って疑問ですが
受任通知は事務長が送ったんです。
弁護士の名前を書いてね。
はい、名義貸しです。弁護士先生の名前を借りて受任通知を送るんですよ。
もちろん整理も適当にちゃちゃっと行いますから業者の言い分だけで和解。
以上のように業者と事務長、弁護士が結託して、
くだらない整理案を債権者に提出します。
何がくだらないといえば、
利息制限法を用いず債権者の言い分のまま債務整理するだけだから。
で、債務者にはいい顔して毎月の返済額を入れてもらう。
そのほとんどは債務整理手数料で各業者にはほとんど払ってません。
で、取れるだけ取って債務者が1度でも返済が遅れたら辞任通知。
基本です。王道です。
この手口で怖いのは弁護士とのいうことは全て正しいと認知してしまうことです。
心理学的に言えば後光効果と呼ばれているのものです。
債務整理自体はいいことです、弁護士も一般的に正しい職業です。
これにより多額の手数料を取る行為も正しいと思ってしまうのです。
このような弁護士は特定弁護士や提携弁護士と呼ばれています。
イコール悪徳弁護士と理解して頂いて差し支えありません。
最後にこの整理屋の特徴を5点あげておきます。
@「借金おまとめ300万円を年利3%」なんてふざけた広告
A弁護士の紹介なのに、弁護士じゃなく事務員が登場する
B各業者(債権者)との和解内容を開示しない
Cどういうわけか、紹介される弁護士は東京に多い
D整理なのに毎月の返済額が多い
事務長などのかわけのわからん肩書きに騙されるな
ウマイ話には裏がある=簡単に先生を紹介する業者はヤバい
次回予告
闇金の種類と手口(整理屋編)
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